IEEE1394
ドキュメンタリー映像をBlogより配信!映像はIEEE1394で読み込んでますよ(´ー`)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


学校が消えた日
2005年4月1日。
僕の通っていた小学校は、消えてしまった。

21世紀を向かえ、全国で合併する市町村が増加した。
記憶に新しいのは、中越地方を襲った大地震。
災害をきっかけになにかと話題となった山古志村も、合併の波に抗えず、
2005年4月、長岡市となった。

「私たちは、たとえ地図から山古志の名が消えても、決して忘れない」。
そう答える山古志村の人のインタビューが非常に印象的だった。

時を同じくして、僕の住む埼玉県岩槻市も、その名を地図から消した。
当時の僕にとって、それはどうでもいいことだった。

DVC00072.jpg


―小学校の頃、僕はB棟が嫌いだった。
旧校舎であるB棟は、僕が生まれる前からそこにあった。
古臭いトイレ。廊下の一番奥にある図書館。人がいない冷たい空気。
小学生にとってそれは、想像力を掻き立てるのに十分な存在だった。

「B棟の屋上には、自殺した子の上履きがあるんだ」
今考えればバカらしい噂も、僕の心臓を高鳴らせていた。


そんな思い出のB棟も、姿を消した。




わかってはいたつもりだが、ショックだった。
自分の通っていた小学校は、名前も姿も記憶とは違う形でそこにあった。
僕の小学校は、もう、無くなってしまった。
朝の学校は、閑散としていて、門は硬く閉ざされていた。



―ふと、目を閉じて僕の小学校を思い浮かべる。
そこでは、門は開かれていた。
目を見開き、門の横に目をやると、その文章は漢字が多く、
大人に向けて書かれた警告文だとわかった。


DVC00071.jpg




近年急増していると言われる凶悪犯罪。
その影響を受けてか、学校側としてもナーバスになっているのだろう。
門は硬く閉ざされ、校舎は重い空気に包まれていた。

いまの小学生は、元気に外で遊んでいるのだろうか?
先生に怒られながらも、買い食いしたり、ボーっと教室の窓から
外を眺めたりしているのだろうか。
彼らの目には、光り輝く世界が写っているだろうか。
そんな事を考えていたら、泣きそうになったが涙は出なかった。



僕の記憶にある小学校は、姿を消してしまった。

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバックURL
→http://ogichang.blog12.fc2.com/tb.php/16-5cb689bc



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。